ガードマンに依頼できる警備業務とは?料金相場や警備会社を…
工事現場や建築現場などで、車両や人の誘導をしている警備員をよく見かけることがあるでしょう。これらの警備員のなかには、交通誘導警備業務検定を受け、資格を取得している方もいます。警備員の仕事は未経験・無資格でも始められますが、資格が必要な業務もあるからです。
この記事では、交通誘導1級と2級の違いを述べたうえで、取得するメリットや取得方法を解説します。これから交通誘導員として転職・就職を目指す方はもちろん、交通誘導員が必要な企業担当者様も、ぜひ参考にしてください。
目次
交通誘導に関する検定の正式名称は「交通誘導警備業務検定」です。この検定に合格すれば、高速道路や一般道などで、危険を回避するために車両を誘導する知識・スキルを証明できる国家資格を取得できます。
検定試験では、交通誘導時の基本動作や法令などのほかに、安全に車両・人を誘導する方法や事故発生時の応急処置、警察への引き継ぎなどに関する内容が問われます。
※記事の要点を凝縮して4-5分程度でご覧頂けます
交通誘導警備業務検定には、1級と2級があります。
交通誘導2級は18歳以上の方なら誰でも受検可能ですが、1級を取得するには2級の取得後、交通誘導業務に1年以上従事する必要があります。そのため、交通誘導にこれから携わりたい方は、まず2級の取得を目指すとよいでしょう。
1級と2級の違いを簡単に説明すると、2級で求められるのは基本的な専門知識であるのに対し、1級では高度な専門知識が求められる点が異なります。
さらに1級の有資格者は、お客様との打ち合わせに参加して警備計画書・配置計画を作成したり、部下の指揮をとったりすることが可能です。
交通誘導警備業務検定1級とは?取得のメリットや方法|有資格者が見つかる警備会社も紹介
交通誘導は資格がなくてもできる業務ですが、資格を取得するメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは、資格を取得するメリットを2つ解説します。
交通誘導1級もしくは2級の資格を取得すると、警備会社によっては給与に資格手当がつくことがあります。そのため資格取得により、収入アップが見込めるでしょう。
そもそも交通誘導を行なう警備員は、「交通誘導警備員A」と「交通誘導警備員B」に分かれています。交通誘導警備員Aは、交通誘導1級または2級の資格を有している警備員のことです。一方の交通誘導警備員Bは、交通誘導に関する資格を取得していない警備員を指します。
国土交通省が発表している、交通誘導警備員A・Bの東京都における労務単価は以下のとおりです。
参考:国土交通省「令和7年3月から適用する公共工事設計労務単価について」
専門性がある交通誘導警備員Aのほうが、労務単価が高く設定されていることがわかります。
「警備員等の検定等に関する規則」では、国の定めた道路において交通誘導警備業務を行なう際には、1人以上の1級または2級の資格保有者を配置しなければならないと定められています。つまり、警備会社にとって資格を持っている交通誘導警備員Aは、貴重な人材といえるのです。
交通誘導2級に加えて1級を取得すれば、対応可能な業務が増えるため、キャリアアップにつながります。
先述したとおり、警備計画書を作成したり顧客と関わる機会も増えたりするため、仕事のやりがいも持ちやすいでしょう。
交通誘導の業務を長く続けるのであれば、資格取得をしておくメリットは大きいといえるでしょう。
交通誘導警備業務検定の取得方法は、大きく分けて2つあります。ここでは、未経験の方でも取得可能な交通誘導2級の取得方法について、それぞれ解説します。
1つ目は、登録機関によって行なわれる講習を受ける方法です。これには、警備員を対象とする講習と、一般を対象とする講習があります。
なお、特別講習による検定の合格率は、60~70%程度です。
講習期間は2日間で、学科講習7時限と実技講習5時限を受け、4時限の修了考査に合格すれば講習会修了証明書が発行されます(1時限は50分)。受講料は、3万3,000円(税込)です。
参考:一般社団法人警備員特別講習事業センター「受講要領 2級受講希望(警備員対象)」
講習期間は6日間で、学科講習28時限と実技講習14時限を受けたのちに、4時限の修了考査に合格すると講習会修了証明書が発行されます。受講料は、7万9,200円(税込)です。
参考:一般社団法人警備員特別講習事業センター「受講要領 2級受講希望(一般対象)」
公安委員会が実施する検定試験を受ける方法です。直接検定とも呼ばれます。
学科試験は五枝択一で20問あり、100点満点で採点されます。合格点90点以上であった場合、別日に実施される実技試験を受けることができます。検定手数料は1万4,000円です。
直接検定の受付期間は短く、定員も決まっています。直接検定で資格を所得したい場合は、受検する地域を管轄する警察署のホームページなどで日程を確認して受検申請をしましょう。
なお、検定試験による合格率は特別講習の場合よりも低いといわれています。検定試験のほうが費用は抑えられるものの、合格の可能性を少しでも高めたい方は、特別講習を受けるとよいでしょう。
参考:警察庁「公安委員会が実施する直接検定の実施予定表(令和7年度)」
参考:警視庁「公安委員会が実施する直接検定の学科試験及び実技試験」
最後に、交通誘導員としての就職・転職をお考えの方、交通誘導員が必要な企業担当者様に向けて、SPD株式会社を紹介します。
SPD株式会社には、交通誘導員を目指している求職・転職者に向けた求人が多数あります。本社は埼玉県にありますが、勤務地は東京・埼玉・千葉・神奈川などから選べます。
資格取得支援制度もあるため、未経験の方でも安心して応募していただけるでしょう。パート・アルバイトから働き始めても、努力次第で社員へのステップアップが可能です。
働き方が自由で、教育にも力を入れているSPD株式会社で、楽しい仲間と一緒に働いてみませんか。
SPD株式会社の正社員・契約社員・パート・アルバイトの求人情報はこちら
SPD株式会社では、オフィスビルやマンション、商業施設などを中心とした交通誘導業務のご依頼を承っております。
資格を持つ警備員が多数在籍しているため、ご要望に合わせて、交通誘導警備業務の有資格者による警備体制をご提案可能です。
ラグビーワールドカップ会場やサッカーの優勝パレードといった大規模なイベント警備の実績もあり、クライアント様のニーズに合わせた警備計画を立案できます。
※SPD株式会社では交通誘導の一部警備のみ(駐車場誘導やイベントに関わる交通誘導警備並びに雑踏警備業務)を取り扱っております。
イベントや施設内の交通誘導警備を依頼したいと考えている企業担当者様は、お気軽にSPD株式会社にお問い合わせください。
交通誘導警備業務1級・2級という検定試験に合格すれば、高速道路や一般道などで、危険を回避するために車両や人を誘導する知識・スキルを持っていることを証明できます。
2級では基本的な専門知識を、1級では高度な専門知識を問われます。資格取得により、資格手当を得られたり、スキルアップができたりすることがメリットです。
SPD株式会社には資格取得支援制度などがあり、未経験からでも働きやすくキャリアアップしやすい環境が整っています。大きなイベント会場での警備業務経験もあるため、クライアント様に最適な警備計画の提案が可能です。
交通誘導員として働きたい方、交通誘導員を必要とする企業のご担当者様は、ぜひ一度SPD株式会社にご連絡ください。
この記事をシェアする