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交通誘導警備業務検定1級とは?取得のメリットや方法|有資格者が見つかる警備会社も紹介

交通誘導警備業務検定1級とは?取得のメリットや方法|有資格者が見つかる警備会社も紹介

警備員の業務に関わる検定の一つに「交通誘導警備業務検定」があります。交通誘導警備業務検定とは、警備業法に定められた検定です。合格すると国家資格を得られます。

警備員として交通誘導の業務を行なう際に資格は必要ありませんが、一定の業務では資格取得者を配置するよう、法令にて義務付けられています。

この資格には1級と2級があり、すでに交通警備員として働いている方も、1級の取得により仕事の幅が広がったり、年収アップが期待できたりするでしょう。

本記事では、交通誘導警備業務検定1級の概要や取得する方法、取得のメリットを解説します。

交通誘導警備業務検定(1級・2級)とは?

交通誘導警備業務検定とは、警備業法の第二条第1項第二号に規定された業務に対して、必要な知識と能力を測るものです。

なお、警備業法第二条第1項第二号で示す内容は、以下のとおりです。

昭和四十七年法律第百十七号 警備業法第二条二
人若しくは車両の雑踏する場所又はこれらの通行に危険のある場所における負傷等の事故の発生を警戒し、防止する業務
引用:e-Gov法令検索「警備業法」

交通誘導警備業務検定には1級と2級があり、2級は誰でも受けられます。

それに対し、1級には受検資格があるので注意しましょう。1級の検定を受けるためには、2級に合格してから交通誘導業務に1年以上携わる必要があります。

交通誘導警備業務検定1級を取得するメリット

交通誘導警備業務検定1級を取得するメリット

交通誘導警備業務検定に合格すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。

仕事の幅が広がる

警備員として交通誘導をするうえで、資格取得は必須ではありません。

ただし、警備業法に基づいて定められた「警備員等の検定等に関する規則」では、自動車専用道路や高速道路などで交通誘導業務を行なう場合、交通誘導を行なう場所ごとに、検定に合格した警備員を1人以上配置しなければならないとしています。

参考:e-Gov法令検索「警備員等の検定等に関する規則」

つまり、資格を取得しているとそれだけ仕事の幅が広がり、多くの現場で業務にあたれるようになります。

収入アップが期待できる

警備会社によりますが、交通誘導警備業務検定に合格すると資格手当が別途支給されるケースもあります。

また、交通誘導に関する専門知識や高い能力があると証明できるため、現場のリーダーや責任者など、管理職へのステップアップもしやすいでしょう。

結果的に、資格を取得していない人に比べて収入アップが期待できます。

交通誘導警備業務検定1級を取得する方法

交通誘導警備業務検定の内容を把握したところで、次に取得方法を確認していきましょう。取得には、大きく分けて2つの方法があります。

直接検定を受ける

1つ目は、各都道府県の公安委員会へ申し込みをし、学科試験・実技試験を受ける方法です。これは「直接検定」と呼ばれます。検定料は、1万4,000円です。

学科試験では5肢択一式で20問出され、100点満点中90点以上で合格です。学科試験に合格した人のみ、実技試験を受けられます。

実技試験には、いくつかの試験科目があります。減点方式が採用されており、最初の持ち点である100点から各実技試験科目の終了時に90点以上あるだけ人が、次の試験科目を受けられます。そして、すべての実技試験を終えた時点で90点以上あれば合格です。

学科試験と実技試験に合格すると、成績証明書が交付されます。成績証明書とその他必要書類を用意して、自身が所属する警備会社の営業所所在地を管轄する警察署に申請すると、資格取得の証しである合格証明書を取得できます。

特別講習を受講する

2つ目は、都道府県の警備業協会へ申し込み、登録講習機関が行なう講習会(特別講習)と修了考査を受ける方法です。

交通誘導警備業務検定1級の講習料は3万3,000円で、2日間の特別講習を受けます。

この2日間は、1日目に学科講義・実技訓練を行ない、2日目に実技訓練を受けたあと、修了考査を受けるという流れになります。修了考査では学科試験と実技試験が行われ、どちらも100点満点中90点以上を取れれば合格です。

修了考査に合格すると、講習会修了証明書が交付されます。その後、合格証明書を取得する流れは、直接検定と変わりません。

【企業担当者向け】資格保持者に交通誘導を依頼するなら「SPD株式会社」

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最後に、交通誘導警備業務検定1級保有者を探している企業担当者の方へ、SPD株式会社を紹介します。

SPD株式会社の特徴

SPD株式会社は、埼玉県に本社を置く警備会社です。1971年に創立し、2020年に創立50年を迎え、2,309名(2022年3月31日時点)の従業員が在籍しています。

資格を取得した警備員も数多く在籍しているため、必要に応じて交通誘導警備業務検定に合格した警備員も配置可能です。

このように、SPD株式会社の歴史は長く、豊富な実績と経験をもちます。

SPD株式会社の企業情報はこちら

SPD株式会社の交通誘導警備

オフィスビルやマンション、商業施設などで行なう常駐警備業務では、駐車場内での車両事故を防ぐため、車両の誘導や巡回を行ないます。また、駐輪場をスムーズに利用できるよう整理することも、交通誘導警備の一部です。

またSPD株式会社では、大規模なスポーツイベントや花火大会など、多くの人が集まる場所の交通誘導も行なっています。長年の経験で培ったノウハウを活かし、お客様に最適な警備プランの提案が可能です。

※SPD株式会社では、交通誘導の一部警備のみ(駐車場誘導やイベントに関わる交通誘導警備並びに雑踏警備)を取り扱っております。

 

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まとめ

交通誘導警備業務検定とは、警備業法に定められた業務に関して、必要な知識と能力を備えていることを示す検定です。この検定に合格すると、国家資格を得られます。

交通誘導警備業務は資格がなくてもできますが、一定の場所においては有資格者を配置しなければならないと法令で定められています。そのため、この検定に合格して資格を取得しておけば、仕事の幅が広がったり、収入が増えたりすることが期待できるでしょう。

SPD株式会社には、交通誘導警備業務検定の合格者も在籍しています。「オフィスビルの駐車場警備を依頼したい」「イベントの交通誘導警備を依頼したい」という企業担当の方は、お気軽にSPD株式会社へご相談ください。

警備・防犯・セキュリティのSPD株式会社