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イベント会場等の警備員に必須の雑踏警備2級とは?企業様向け情報も紹介

イベント会場等の警備員に必須の雑踏警備2級とは?企業様向け情報も紹介

大きなスポーツの祭典や花火大会、コンサートなどのイベントごとで人が多く集まる場所には「雑踏警備業務」に携わる警備員の姿があります。たくさんの人が集まることで起こり得る事故の発生を予防し、円滑にイベントを実施するためになくてはならない仕事です。

本記事では、警備員として働きたい方や、雑踏警備を依頼したい企業の担当者の方に向けて、「雑踏警備2級」の資格について解説します。

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雑踏警備2級とは?

雑踏警備2級とは、どのような資格なのでしょうか。取得するメリットも併せて紹介します。

動画でご紹介!イベント会場等の警備員に必須の雑踏警備2級とは?企業様向け情報も紹介

YouTube動画でも詳しく解説しています。

※記事の要点を凝縮して4-5分程度でご覧頂けます

雑踏警備2級とはどのような資格なのか

雑踏警備2級とは、警備業法に定められた6種類の国家資格の一つです。正式名称は「雑踏警備業務検定(1級・2級)」といいます。これらの資格にはそれぞれ1級、2級があり、2級を取得するのに特に条件はありません。ただし1級を受験するには、2級を取得してから1年以上の業務経験が必要となります。

「雑踏警備業務検定」は、2005年11月21日の警備業法改正で施行された「警備業法の一部を改正する法律」および、2005年11月18日に公布された国家公安委員会規則第二十号「警備員等の検定に関する規則」によって新設された資格です。

雑踏警備とは、多数の人が集まる場所での事故の発生を警戒し、安全なイベントの開催を支える業務です。そのために必要な知識を学び、技能を身に付けたと証明できる資格が「雑踏警備2級」です。

ほかにも施設警備や交通誘導警備に関する警備業務検定がありますが、詳細は以下の記事で解説しています。

警備業務検定とはどんな資格?取得方法や合格率、メリットなども解説

雑踏警備2級を取得するメリットは?

大きなスポーツの祭典やコンサート、花火大会や初詣など、人が多く集まり雑踏警備員が必要とされる場所は多々あります。

警備業法では、雑踏警備業務を行なう場所ごとに、雑踏警備1級または2級の有資格者を1人以上配置しなければならないと定められています。そのため、雑踏警備2級の資格を取得しておけば、引き受けられる業務の幅が広がるのは確かでしょう。

警備会社によっては資格手当を出しているところも多いので、給与アップも期待できます。管理職を目指すなどキャリアアップを目指している方にもおすすめの資格です。

また、定年後に警備員として転職する場合にも資格を取得しておくと有利に働く可能性があります。

雑踏警備2級の試験内容

雑踏警備2級の試験内容

ここでは、雑踏警備2級の試験で問われる知識やスキルなどを紹介します。

学科試験

学科試験のおもな内容は、以下のとおりです。

  • 警備業務の基礎知識に関すること
  • 警備業法や道路交通法などの法令に関すること
  • 雑踏の整理に関すること
  • 応急措置に関すること

不特定多数の人が集まる場所では、事故の発生が懸念されます。そのため、警備業務や雑踏警備業務などの基本知識のほか、事故発生時の対応に関する知識も問われます。

警視庁「雑踏警備業務検定(1級・2級)の学科試験及び実技試験の出題範囲及び配点基準」

実技試験

実技試験では、以下の技能があるかを評価されます。

  • 雑踏警備業務用資機材を使用した雑踏の整理
  • 事故発生時の対応
  • 緊急時の護身用具の使用

資機材を使用して群衆を整列させたり、動きを規制したりといった動作を正確かつわかりやすく行なうスキルが求められます。また、警察本部への連絡や負傷者の搬送など、救護対応も押さえておく必要があります。

警視庁「雑踏警備業務検定(1級・2級)の学科試験及び実技試験の出題範囲及び配点基準」

雑踏警備2級の取得方法

雑踏警備2級の取得方法

雑踏警備2級の取得には、「検定試験の受験」か「特別講習の受講」が必要です。ここからは、雑踏警備2級の取得方法について紹介します。

公安委員会が直接行なう検定を受験する

公安委員会が直接行なう検定試験(直接検定)を受験し、学科試験および実技試験に合格する方法です。直接検定は、各都道府県警察へ申し込み、指定された日時に試験会場にて学科試験、実技試験の順に受験します。これらの試験は、各都道府県によって、1日もしくは2日に分けて実施されます。

学科試験に合格しなければ、実技試験を受けることはできません。実技試験は1科目ごとに試験があり、1科目終了ごとに合否判定がなされ、不合格となった場合はそこで終了。合格者のみが次の実技科目を受けられるという仕組みです。実技試験の全科目に合格すると「成績証明書」が交付されます。

後述する特別講習より直接検定のほうが合格率は低い傾向にあり、おおよそ20~40%程度といわれています。

なお、受験にかかる手数料は1万3,000円です。

警視庁「警備業に係る手数料」

各都道府県協会が行なう特別講習を受講する

各都道府県の警備業務協会が行なう特別講習を受講する方法です。

警備員向けの特別講習は、所属する警備会社を通してしか申し込みができません。また、特別講習の日程は開催者ごとに異なります。個人での受講を希望する場合は、警備員特別講習事業センターが開催する「これから警備員になろうとする者の講習」への申し込みが必要です。

講座を受講した場合の合格率は60~80%なので、しっかりと講座に集中して臨めば取得できるでしょう。

ただし、現行警備員の場合は受講料が3万3,000円(税込)、未経験者の場合は7万9,200円(税込)と、直接検定にかかる手数料と比較して高いのが特徴です。

特別講習で雑踏警備2級を取得したいなら、警備会社に入社してから受講するのがおすすめです。警備会社の多くは資格取得に関する何らかのサポートを提供しており、受講料を代わりに負担してくれるケースもあります。

参考:

特別講習に関しては、以下の記事でも詳しく解説しています。

警備業務検定の特別講習とは?直接検定との違いも詳しく解説

【2026年】雑踏警備2級の試験日

ここでは、2026年の雑踏警備2級の試験日を紹介します。直接検定と特別講習に分類しているので、日程を混同しないようご注意ください。

直接検定

主要な都府県における2026年の直接検定の日程は、以下のとおりです。

都府県名学科試験実技試験
東京6月6日(土)7月11日(土)
埼玉未定未定
神奈川未定未定
千葉10月13日(火)11月28日(土)※
群馬未定未定
栃木未定未定
茨城未定未定
長野未定未定
新潟2026年7月中旬公示予定2026年7月中旬公示予定
大阪未定未定
愛知未定未定
福岡6月17日(水)

(2026年3月11日時点)

※一次試験(学科試験)合格者が多数の場合、12月5日(土)に変更

現時点では多くの都府県が未定となっているため、続報を待ちましょう。

参考:

特別講習

主要な都府県における2026年の特別講習は、以下の日程で計画されています。確定の日程ではない点にご留意ください。

【現行警備員対象】

東京4月16日(木)~17日(金) 7月9日(木)~10日(金) 7月30日(木)~31日(金) 12月3日(木)~4日(金) 翌3月11日(木)~12日(金)
埼玉5月23日(土)~24日(日) 翌1月23日(土)~24日(日)
神奈川4月18日(土)~19日(日) 9月12日(土)~13日(日)
千葉9月19日(土)~20日(日)
群馬未定
栃木6月27日(土)~28日(日)
茨城5月30日(土)~31日(日)
長野5月30日(土)~31日(日)
新潟10月21日(水)~30日(金)
大阪7月11日(土)~12日(日) 翌1月16日(土)~17日(日)
愛知5月28日(木)~29日(金) 7月2日(木)~3日(金) 翌1月11日(月)~20日(水)
福岡4月18日(土)~19日(日)

(2026年2月2日時点)

一般社団法人警備員特別講習事業センター「2026年度計画一覧表」

【未経験者対象】

未経験者を対象とする雑踏警備2級の2026年の特別講習は、2026年3月11日時点で実施予定がありません。

一般社団法人警備員特別講習事業センター「2級(「警備員になろうとする者の講習」一般対象)」

【企業担当者向け】イベント開催時は有資格者の配置が必要なケースも

イベントの規模や内容によっては、雑踏事故防止などの観点から、警察や自治体の許可を取るために「警備計画書」の提出を求められることがあります。警備計画書の作成にあたっては専門的な知識が必要になるため、警備会社へ依頼することが一般的です。なかには、警備計画書を作成したうえで、雑踏警備2級などの有資格者の配置が必要になるケースも考えられます。

参考までに、雑踏警備における有資格者の配置基準は以下のとおりです。

  1. 雑踏警備業務を行なう場所ごとに、警備員を指導する者として雑踏警備1級または2級の検定合格警備員を1人以上配置する
  2. 上記1に加え、複数の区域で雑踏警備業務を行なう場合、全体を統括する者として雑踏警備1級検定合格警備員を1人以上配置する

参考:

イベントを開催する際は、警備会社に警備計画書の作成や警備員の配置を依頼し、安全性を確保しましょう。

警備計画書について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

警備計画書とは?おもな記載内容や警備を依頼するうえで知っておきたいポイント

また、以下の記事では、雑踏警備を含めた「2号警備」について解説しています。

2号警備とは?交通誘導・雑踏警備の業務内容や依頼時のポイントを紹介

雑踏警備業務の求人・依頼は「SPD株式会社」へ

雑踏警備業務の求人・依頼は「SPD株式会社」へ

SPD株式会社は、「安心安全な毎日を提供することで、楽しく夢のある社会づくりに貢献する」ことを使命とする警備会社です。2021年に創立50年を迎えました。

ここでは、雑踏警備員として働きたい方や、雑踏警備を依頼したい企業の方へ向けて、SPD株式会社を紹介します。

雑踏警備業務の求人をお探しの方へ

SPD株式会社では、サッカーやラグビーワールドカップ、オリンピックなど、国際的なイベントにかかわる雑踏警備業務や交通誘導警備業務を行なっています。

一律の年齢制限はなく、無資格・未経験でも適性に応じた業務を紹介しています。教育体制も万全で、入社後に資格取得を目指すこともできます。

また、正社員、契約社員、パート・アルバイトと、雇用形態もさまざまです。多くの人の安全を守る警備員として、SPD株式会社の仲間と一緒に働いてみませんか。

雑踏警備を依頼したい企業の方へ

SPD株式会社では、50年以上の経験で培ったノウハウに基づいて、お客様のニーズを調査・分析したうえで、最適な警備プランをご提案しています。

また、イベント開催に欠かせない雑踏警備業務1級・2級の有資格者を配置することも可能です。

「イベントを開催する予定があるけれど、まだ詳細が決まっていない」という段階でも、まずはお気軽にご相談ください。

まとめ

人が多く集まる場所には、さまざまな危険が潜んでいます。多くの人にイベントを安全に楽しんでもらうためにも、雑踏警備は必須です。

雑踏警備員として働きたい方や、雑踏警備を依頼したいと考えている企業担当者の方は、ぜひ一度SPD株式会社にご連絡ください。

雑踏警備2級に関するよくある質問

雑踏警備2級に関するよくある質問とその回答をまとめました。

Q.警備未経験でも雑踏警備2級は取得できる?

警備業法上の欠格事由(18歳未満・アルコール中毒者など)に該当しない方であれば、雑踏警備2級は誰でも取得できます。警備業の実務経験がない人も対象なので、経験者・未経験者を問わずチャレンジできる資格です。

雑踏警備1級は2級に合格したうえで、1年以上の実務経験がある方のみ受験できます。

Q.雑踏警備2級の取得にかかる費用は?

雑踏警備2級の取得方法によって費用は変動します。直接検定の場合、1万3,000円(税込)で受験可能です。一方、特別講習は現行警備員なら3万3,000円(税込)、未経験者なら7万9,200円(税込)の受講料を支払う必要があります。

警備会社によっては資格取得支援制度を設けており、費用補助などのサポートを受けられるケースもあるため、取得予定の方は有効活用しましょう。SPD株式会社でも、スキルアップに向けた各種資格取得を支援しています。

Q.雑踏警備2級の試験は再受験できる?

直接検定は不合格になっても再受験が可能ですが、あらためて受験料を支払わなければなりません。

特別講習の場合、不合格者は「講習会受講証明書」の交付日から1年以内に再講習を受講することで、修了考査をもう一度受けられるようになります。なお、再講習を受ける際は受講料として1万3,200円が必要です。2回目の修了考査でも不合格になってしまうと、特別講習を最初から受講しなければならないので注意しましょう。

Q.雑踏警備2級の難易度は?合格率は?

雑踏警備2級の取得方法によって難易度は変わります。

警備員特別講習事業センターが公表しているデータによれば、2024年度の特別講習の合格率は82.3%と高めです。特別講習は知識と技能をしっかり学んでから試験を受けられるので、比較的合格しやすい傾向にあります。一方、直接検定の合格率は20~40%程度とされており、特別講習より高難度です。

Q.雑踏警備2級を取得すれば給与は上がる?

警備会社によっては基本給とは別に資格手当を支給しているので、雑踏警備2級の取得は給与アップに直結する可能性があります。

特に雑踏警備員は大規模イベントやコンサート会場での需要が高いため、関連資格を取得すると月3~5万円ほど給与が上がるケースも珍しくありません。また、雑踏警備2級があれば有資格者必須の現場でも働けるので、仕事の幅が広がります。