交通巡視員とは?警察官との違いやおもな業務内容を解説
警備の仕事は、人々の安全を「守る」ことです。一言で警備といっても、その業務内容は多岐にわたります。
なかでも、施設警備や身辺警護により人や施設の安全を確保することを特殊警備と呼びます。
特殊警備は警備会社が担い、特殊警備によって人々が安心して行動でき、安全な社会環境を作り出すことができます。
今回は、特殊警備のおもな内容を解説し、特殊警備以外に警備会社に依頼できる内容も併せて紹介します。
目次
特殊警備の定義は明確には定められておらず、警備会社によってさまざま。
警備の業務は警備業法によって以下の1号~4号業務に分かれています。特殊警備はこのうちの施設警備と身辺警護を指すことが多いです。
人や施設の安全のため、不審者や不審物からの危害の発生を未然に防ぎ、発生した事故やトラブルに速やかに対処するのが特殊警備の業務です。
警備の仕事は人や施設の安全を守ることです。
ここでは、警備業務のなかでも特殊警備と呼ばれることの多いおもな警備内容を解説します。
施設警備は1号業務に分類され、オフィスビルやマンションなどのさまざまな設備に常駐し警備にあたります。
施設に警備員が常駐する施設警備は「常駐警備」と呼ばれることもあります。
警備員が常駐しない施設では、施設内などを車両や人が巡回し、不審者や不審物がないかなどを警戒します。
そのほか、出入口での立哨業務や出入管理業務を併せて行なう場合もあります。
関連記事:「常駐警備とは?業務内容と警備会社へ業務を依頼するポイントを解説」
最近ではセキュリティ意識の高まりから、施設などに限らず個人宅などでの機械を使用した警備の需要も増えています。
防犯カメラの映像やセンサー機器を用いて施設を監視し、異常がないかチェックするのが機械警備です。
異常が発生した場合はただちに警備員がかけつけて、現場の状況を把握し、適切な対処をとります。
防災機器の監視や制御も併せて行なう場合が多いです。
機械警備をすることにより、24時間体制での警備が可能になり、より強固なセキュリティ対策ができます。
関連記事:「機械警備とは?導入の目的やメリット・デメリット、業務内容も解説」
雑踏警備は2号業務に分類され、イベントや祭りなど、多くの人が集まる場所での人員整理や人や車両の誘導、案内などを行ない、混乱を回避する業務です。
不審者や不審物の発見・排除、会場内や周辺を巡回し緊急時には即時対応なども行ないます。
イベント会場などによっては手荷物検査を実施する場合もあります。
関連記事:「イベント警備とは?対応業務の内容や警備会社の選び方も解説」
関連記事:「花火大会の安心・安全はどう守る?警備員の役割と警備業者の選び方」
警備対象者に同行して身の安全を守るのが身辺警護です。ボディーガードとも呼ばれます。
身辺警護では事前に危害を加える恐れのある個人や団体を特定するなど、事前準備を行ないます。
実際に対象者に同行する際には、不審者や不審物などがないか、常に周囲を警戒しなければなりません。
非常事態に直面した場合は警備対象者を危険から離脱させ、脅威対象者を排除します。警備対象者の生命に直接かかわる、大きな責任のある業務です。
関連記事:「4号警備とは?身辺警護の業務内容や要人警護との違いを解説」
私邸警護は先述の身辺警護と併せて行われることも多い警備です。警備対象者の自宅や会社などに警備員が待機し、身の安全を守ります。
見回りのほか、不審者の侵入の防止、不審物の早期発見・排除などを行ないます。
警備の仕事は特殊警備以外にも多くあります。
ここでは、特殊警備以外の警備会社に依頼可能な業務の例を紹介します。
交通誘導警備では、工事現場や建築現場、施設の駐車場などで人や車両が円滑に通行できるように誘導します。
たとえば、オープンしたばかりの商業施設では、車や人で駐車場が混雑するため、事故発生のリスクを減らすための交通整理を行ないます。
また、道路工事のために一方通行もしくは通行止めになっている道路などで、車両を誘導し必要であれば車線変更や迂回路の説明を行なうこともあります。
現金や貴金属、美術品などの貴重品を運搬し、盗難や事故による被害を防ぐ業務もあります。
コンビニや駅構内などに設けられた銀行のATMなどで、お金の運搬をしている警備員の姿を見かけたことがあるかもしれません。こうした警備員の働きがあってこそ、24時間ATMを使用することができます。
また、貴重品だけでなく、核燃料物質や放射性廃棄物などを安全に運ぶ危険物運搬業務も警備会社に依頼することができます。
ただし、警備会社によっては取り扱っていない警備業務もあるため、依頼する際には注意が必要です。
「自社の警備をしたいけれど、自分たちで警備をできないものか……」とお考えの方もいるかもしれません。
結論からいうと、特殊警備を含め警備の仕事は警備会社に依頼するのがおすすめです。
警備会社には警備のプロとしての経験やノウハウが蓄積されています。そのため、トラブル発生を未然に阻止し、異常事態発生時の迅速な対応が可能です。
自社で警備員を賄おうとすると、経験不足や知識不足などから、結果的に大きなトラブルが発生し、企業のイメージダウンにもつながりかねません。
警備会社に依頼すれば、現場の状況に合わせた適切な警備体制と人員の配置が可能なため、安心して任せられます。
警備を依頼する際には、依頼したい警備業務の実績が豊富かどうかをチェックしておきましょう。
特に特殊警備は警備会社によって警備内容が異なるため、自身が求める警備を依頼できるのか、それらの実績が豊富化を確認することをおすすめします。
SPD株式会社では、常駐警備事業とイベント・交通誘導事業を扱っています。
常駐警備では施設の出入口での立哨業務、出入管理・受付業務、防災センターでの監視業務などをご依頼いただけます。
イベント・交通誘導業務では、ラグビーワールドカップやオリンピックなどの大規模国際スポーツイベントなどの警備経験を活かし、お客様が安心して楽しめるイベント開催のお手伝いをします。
安心安全かつホスピタリティを重視して業務を実施。豊富な経験と実績をもとに、施設やイベントごとに最適な警備プランをご提案可能です。
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特殊警備では、人や施設の安全を守るため、さまざまな業務にあたります。
特殊警備は警備会社によって業務内容が異なりますが、施設警備や身辺警護などを指すことが多いです。
オフィスビルやマンションなどの施設を巡回警戒し、防犯カメラやセンサー機器を使って監視を行なうこともあります。
身辺警護では対象者とともに行動をし、身の安全を守ります。
特殊警備以外にも警備会社に依頼できる業務は多々あるため、警備を依頼したいと考えたら、まずは信頼できる警備会社に相談をしてみるのがよいでしょう。
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