事故や事件を未然に防ぐ「1号警備」とは?業務内容や警備を…
昨今は、大型のショッピングモールなど商業施設内での犯罪行為を防止するため、保安警備の必要性が高まっています。
このような場所を巡回して犯罪を未然に防ぐために警戒するのは、警備員の業務のひとつです。保安警備は人々の安全を守るために欠かせない業務であり、その内容について詳しく知りたいという方も多いのではないでしょうか。
今記事では、保安警備業務の概要や具体的な仕事内容、向いている人の特徴を解説します。併せて、志望動機でアピールすべきポイントや、保安警備で働きたい方・仕事を依頼したい方向けの情報もご紹介します。
目次
そもそも保安警備とはどのような業務なのでしょうか。保安警備とは、不審者・不審物の建物内への侵入を防いだり、火災・事故を防いだりして安全を守る仕事のことです。
オフィスビルや商業施設の施設警備のほか、空港での保安警備やイベント会場での警備など警備業務が広く含まれます。
例えばショッピングモールで保安警備員として巡回して、万引きや置き引きなどの犯罪を未然に防ぐ業務などがこれにあたります。
警備会社によって、保安警備として提供しているサービス内容には違いがあるため、警備を依頼する場合は確認しておくとよいでしょう。
ここからは、保安警備の具体的な仕事内容についてより詳しく解説します。
施設警備は、オフィスビルやマンション、商業施設などに常駐し、事故やトラブルの早期発見・防止に取り組む警備業務です。
具体的には、施設内を巡回しながら施設に異常がないかを確認してまわる巡回業務や、出入口での人や車両の受付業務、警備室などで防犯カメラなどのモニターを監視する監視業務などが挙げられます。
ほかにも施設内の消防施設などの点検・整備、怪我人やトラブル発生の際の緊急対応なども行ないます。
施設警備に関しての詳しい内容は以下の記事でも詳しく解説しています。
関連記事:施設警備とは?仕事内容な年収、将来性などもまとめて解説
警備員として働く際、基本的には警備業法で規定された制服の着用が義務付けられています。
制服を着た警備員が施設内にいることで「見せる警備」が可能になり、犯罪の抑止力としての効果も見込めます。
一方で、商業施設での万引きなどの犯罪を防ぐことを目的に、私服で警備にあたるサービスを提供している警備会社もあります。
※私服警備はSPD株式会社では取り扱っておりません。
スポーツイベントやライブ、花火大会といった大規模なイベントでは、一か所に大勢の人が集まるため、雑踏整理を行なう保安警備が不可欠です。
人で混雑している状態をそのまま放置すると、将棋倒しなどの事故が発生する可能性があるからです。
また、イベント会場では迷子や落とし物の対応、お客様を目的地まで誘導してスムーズな運営ができるようにする業務も行ないます。
関連記事:イベント会場などの警備員に必須の雑踏警備2級とは?企業向け情報も紹介
交通誘導警備とは、イベント会場や大型の商業施設などで、車両の誘導を行なう業務のこと。
車両と歩行者の事故などが起きないようにするとともに、空いているスペースへ車両を誘導することによって混雑を緩和します。特に車両の入出庫時は、歩行者の安全確保に十分気を付ける必要があります。
併せて、効率的な車両誘導によって、周辺エリアの交通状況への影響を最小限に留める役割も担っています。
※建築・土木等に関連する交通誘導はSPD株式会社では取り扱っておりません。
空港保安警備とは、空港および飛行機の安全を守る警備業務です。
仕事内容は大きくわけて3つあります。
空港の施設内には飛行機を利用するため、さまざまな人が訪れます。空港内での置き引きやスリなどが起こらないように警戒したり、不審者や不審物がないかなどを監視したりします。
飛行機に搭乗する際には、必ず保安検査場で手荷物検査を受けなければなりません。この検査をするのも空港保管警備員です。金属探知機などで荷物を確認し、危険物などを持ち込まれないようにすることで、ハイジャックや飛行機事故を防ぐ役割があります。
空港を利用する人が安心で快適に過ごせるようお手伝いするのも警備員の仕事です。迷子や落とし物の対応、施設内の案内などを行ないます。
※空港保安警備はSPD株式会社では取り扱っておりません。
保安警備はさまざまな場所で必要とされる非常に需要の多い仕事です。ここでは、どのような人が保安警備員に向いているのかを解説します。
保安警備の業務内容は多岐にわたります。不審者・不審物の侵入を防ぐという安全を守る業務は第一優先として、ほかにも施設での事故・トラブルを防ぐための幅広い保安も重要です。
例えば、商業施設の保安であれば迷子や落とし物の問い合わせ対応などがありますし、施設内を快適に使ってもらうために設備に汚れがないかなどもチェックする必要があるでしょう。
このように現場の環境や状況にあわせて実施する業務が違うため、臨機応変な対応ができる人が求められます。
保安警備を行なううえでは、施設の来場者や自動車のドライバーなどと円滑なコミュニケーションが取れることも重要です。
気持の良い挨拶や基本的なマナーに沿った言葉遣いができれば、施設を利用する顧客の満足度向上にもつながります。
逆に不愛想で挨拶がきちんとできないなど、マナーの悪い警備員がいると、それだけで施設に悪印象を持ってしまう人もいるかもしれません。
保安警備員はその施設の顔となる場合もあることを自覚して行動しなければならないのです。
保安警備員に限った話ではありませんが、警備の仕事には施設などの安全を守るべく、責任感を持って仕事に取り組める人が向いています。
特に保安警備業務の場合、自身の不注意が事故やトラブルにつながる可能性もあります。このことをしっかりと理解し、人々の安心・安全を守ることにやりがいを見いだせる人が向いているといえるでしょう。
保安警備員として働くために求人へ応募する際、どのような志望動機が望ましいのでしょうか。アピールしておくべきポイントを3つ紹介します。
保安警備の役割は、人々の安全と安心を守ることです。そのため、保安警備業務に従事することで、警備対象の安全を守り、社会に貢献したいという動機をアピールすると効果的です。
警備をする場所によっては、施設の利用者から挨拶されたり、感謝の言葉をかけられたりするケースもあり、これらを仕事のやりがいと感じられることも伝えておきましょう。
保安警備の仕事は基本的に立ち仕事となるため、一定の体力が必要です。
そのため「スポーツ経験がある」「体調管理に日ごろから気を付けている」なども、アピールするとよいでしょう。
施設への常駐警備を行なう際にはシフト制で夜勤の勤務となることもあるため、夜勤にも対応可能なら併せて伝えておきましょう。
保安警備員として役立つスキル・資格をアピールするのも効果的です。
警備員は資格がなくても業務を行なえますが、施設警備業務検定や空港保安警備業務検定
などの資格を取得していると即戦力とみなされるため、非常に有効です。
また、空港保安警備の場合は英語などの語学スキルもアピールポイントとなり得ます。
施設警備業務検定の詳しい内容については、以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:施設警備業務検定1級とは?試験概要や難易度|有資格者の配置におすすめの警備会社も紹介
1971年設立のSPD株式会社は、50年以上にわたって警備業務で人々の安全・安心を支えてきました。
以下では、保安警備の仕事で働きたい方、あるいは保安警備の仕事を依頼したい方に向けて、SPD株式会社の特徴を解説します。
SPD株式会社では、警備業法に基づく新任研修を行なっているため、警備業界で初めて働くという方でも歓迎いたします。
各種資格の取得を支援しているので、無資格・未経験の方でも、保安警備のプロフェッショナルとして働けるようになります。
ワークライフバランスの取れた働き方を実現するための制度も充実しており、安心して働ける企業を目指しています。
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保安警備員としてSPD株式会社の仲間とともに、人々の安心と安全を守ってみませんか。
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SPD株式会社では、「常駐警備」と「イベント・交通誘導」に関する保安警備サービスを提供しています。
常駐警備では、お客様の警備ニーズをヒアリングしたうえで、最適な警備プランをご提案可能です。
イベント・交通誘導では、イベントの内容に合わせた警備計画を策定し、さまざまなリスクに備えた警備体制を構築します。
これまでラグビーワールドカップやオリンピックなどの大規模イベントの警備を実施したこともあり、多くの人が集まるイベントのスムーズな開催を支援いたします。
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保安警備業務とは、施設やイベント会場、空港などにおいて、不審者・不審物の侵入を防いだり、火災や事故などのトラブルを防いだりする仕事のことをさします。
保安警備業務の内容は幅広く、実施する場所もさまざまなため、保安警備員には臨機応変な対応ができる人、コミュニケーション能力が高い人、責任感がある人が向いています。
保安警備は人々の安心安全を守りつつ、施設などを快適に利用してもらうために欠かせない仕事です。
保安警備員として働きたい方、保安警備を依頼したい方からのご連絡をお待ちしています。
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