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スタッフ紹介

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イベント事業部 主任

守谷 翔

挫折の経験を、原動力に。
とことん“警備のプロフェッショナル”へ。

もともと私は大学時代にSPDでアルバイトをしており、就職活動の時期に正社員にならないかと声をかけられて改めて面接を受けました。ほかにも内定をいただいた会社もあったのですが、隊員同士の仲がよいSPDの社風が好きで入社を決めました。
アルバイトを卒業して正社員として働きはじめ、“警備のプロフェッショナル”としての挫折を経験することになります。スーパーでの車両出入り誘導の業務です。この業務は、2か所に人員を配置して常時2人が誘導し、交代要員としてもう1人、計3人で組む体制で行います。ベテランの方々と組ませていただいたのですが、私がローテーションに入ると、車両を駐車場から出せない状態に。往来する人も多く、行き交う車両も多い状況下で、2人1チームで息の合った誘導が求められます。私はベテラン隊員が出す合図のタイミングを全くキャッチできず、見当違いな誘導をしてしまいました。

守谷 翔その他写真1

この経験が悔しくて悔しくて、警備の仕事をもう辞めてしまおうかとも思いましたが、同時に見返したい気持ちも抱きました。それからはベテラン隊員の誘導の仕方を観察し、自分の誘導の仕方も鏡を見てチェック。プライベートでも警備員の配置されている商業施設に車で出かけ、実際にどう誘導されるとスムーズなのかを研究。誘導の仕方は警備員によって違い、また誘導されるお客様も年齢や状況などで、合図の受け取り方は変わってくることがわかりました。マニュアル通りに誘導しても、うまくいくとは限らない奥深い仕事。“警備のプロフェッショナル”として、お客様を安心安全に誘導すべきなのか。この苦い経験を通して、プロフェッショナルの意識が芽生えたと思っています。

守谷 翔その他写真2

空気を読み、コミュニケーションを取る。
イベント警備の醍醐味。

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現在所属しているイベント事業部は、花火大会や年末年始の神社、マラソン大会など、人で混みあっている雑踏を警備する仕事です。年に1度だけの現場も多く、過去の記録をもとに細やかな気配りをしなければならない現場。交通規制に従ってお客様を適切に誘導するのは、経験値とスキルが必要です。雑踏のお客様にルールを守ることを押し付けるのではなく、「協力いただいている」という気持ちを持って対応する。“言い方ひとつ”で誘導がスムーズになりますし、その逆もありえます。例えば花火大会で時間になるまで歩行を止めなければならない区間があるとします。「まだ時間になっていないので通らないでください」と禁止されると、人は抵抗したい気持ちになる。ところが、「お客様の時計は18時になっていますか?みなさまの18時になりましたらご案内します」と、会話を心がけるだけでその場の空気が変わります。目の前でコミュニケーションを取っている方々の気配をしっかり感じ、対応をひとつひとつ考える。いかに気持ちよく安心安全を提供できるか、これも警備事業の醍醐味です。

警備は、誇り高い仕事。
安心安全を守る使命。

警備を通して学ぶ知識は、生きていく上で人と社会の安心安全を守るために活かせることがたくさんあります。例えば警備員が研修を受けることが法律的に義務付けられている救命救助のノウハウなどは顕著です。意識があるかないか、気持ち悪い人にはどう対処すればいいか、怪我の確認方法や負傷者の運び方など。緊急時にも非常に有効に活用できる知識です。警備中にAEDを用いた人命救助に携わった経験があるのですが、とても誇らしく感じました。警備業としては当たり前に行っている迷子対応も、経験したことがない方には案外壁が高いのではないでしょうか。声のかけ方ひとつで小さな子の表情は変わります。そうした警備を通して学んだ知識に誇りを感じるようになり、勤務時間外でも迷子や怪我をした方へ積極的に声をかけるようになりました。どんなときも、安心安全を守る、警備プライド。警備のプロフェッショナルは、誇り高い仕事です。

一日の仕事

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  • 01
    9:00 出社

    朝はメール確認から始まり、その日にやらなければならないタスクを整理して1日の行動の流れを組みます。優先順位を考えて、集中力があるうちに仕事の波をつくります。

  • 02
    10:40 警備計画の策定

    警備計画に沿って警備隊員のスケジュールを組んでいきます。大規模イベント開催時には隊員を増加したりと、案件に合わせた調整が必要な仕事です。

  • 03
    14:40 隊員への連絡

    隊員へのスケジュール調整の連絡は人によって手段が変わってきます。電話連絡だけでなくメールやLINE、ショートメッセージなど、スタッフに合わせて連絡を取っていきます。

  • 04
    18:00 退社

    その日の仕事と翌日以降に行う業務の段取りを把握して業務を終了します。イベント直近では残業もありますが、できるだけ残業にならないよう調整しながら業務を遂行しています。